電子商取引(Eコマース)の急速な発展に伴い、効率の良い倉庫運用の重要性がますます高まっています。 倉庫の運用には様々な障害や問題がありますが、目的に合った倉庫プラットフォームを活用することで、それらの課題を解決することが可能となります。
2022年にタイ人向けに開催されたCSI主催のウェビナーを元に、倉庫プラットフォームについて解説します。
タイ人向けウェビナー
Future of Thailand E-commerce & Logistic Solution
解説:Mr. Panich Thaiprasansub (Ton)
(倉庫管理システム「Rubix」製品マネージャー)
倉庫管理とEコマースとの関係性
Eコマースにおいて、倉庫は様々な店舗や物流とをつなぐ重要な中継ポイントです。
生産拠点からユーザーの手元に届くまで、商品と人とを結び繋げていく中継ポイントとなっているのが倉庫です。それぞれの倉庫から目的地へと迅速かつ正確に配送することで、最大の利益を生み出すことができます。
現実世界における倉庫の重要性
これまでの倉庫管理
これまでの倉庫は、生産工場などで使われる大型の保管場所であったり、レンタル倉庫がメインでした。大型倉庫を持つ工場では、業務の効率化・スピードアップ、在庫ミスの削減、スペース管理などが行われていた一方、小売業、卸売業、またはショップ経営者にとっては賞味期限の管理、支店・拠点ごとの在庫把握や需要などをリアルタイムに管理することが難しく、余分な在庫を抱えてしまう課題が多発していました。
Eコマース・オンラインプラットフォームに対応した倉庫管理
Eコマースが普及するには何年もかかると予想されていましたが、新型コロナウイルス感染症の流行により、ECビジネスが急速に拡大しました。自宅を倉庫のように活用し、リアルタイムに受注・発送を行う業者も増えています。顧客満足度を向上するためには、商品を届けるまでのリードタイム短縮が求められます。また効率良く対応するためには、保管倉庫のエリアを最大限に活用・管理することが必要となります。
ビジネス拡大のために、倉庫管理で求められること
ビジネス拡大のために、倉庫管理では以下のようなことが求められます。
-
在庫ミスを防ぐ
-
迅速に商品を配送する
倉庫管理の重要なポイント
倉庫管理において、コスト削減は重要なポイントです。そのためには、需要に見合った在庫の保管、消費期限が近い商品のプロモーション販売などで不良在庫を削減するなどの対応が必要です。
倉庫プラットフォームの特徴
代表的な機能をご紹介いたします。
倉庫管理システム・物流業界向けソリューション
タイで独自開発された倉庫管理システム「rubix」
「rubix」は、タイのIT企業CSIがこれまでの開発実績とナレッジを活用して、独自のフレームワークで新たに開発した倉庫管理ソリューションです。
お客様ごとの独自の業務に対応可能な自由度の高いカスタマイズ性や、周辺システムとの連携を目的としたインターフェイス開発も出来るソリューションです。オンプレミス/クラウドへの対応、タイでの使いやすさ(フリーロケーション対応、多言語・複数拠点対応など)を重視して開発されており、幅広い業種・ビジネスのお客様にご利用いただいております。
倉庫管理システム「rubix」の最大の導入メリットの1つは、在庫状況を正確に・リアルタイムに把握できることです。